あと4日で13歳の誕生日だった君。君と出会って10年6か月とても楽しかった。
初めての出会い、君はすぐにお腹をみせてくれたね
既に成犬だっだから懐いてくれるか不安だったな
ボール遊び、テニスボールが好きだったね、投げればボールを追いかけ持ってきてくれ
噛み噛みしてすぐには返してくれない所も良かった
僕が追えば君が逃げ、僕が逃げれば君が追いかける遊びやったね
タオルを縛って、縛った部分を君が咥え引っ張り合ったね
その時「ウ～～」とうなり声上げてたね
僕のこぶしを良く咥えたね
盛りの時期は散歩終わりに後ろから僕の腰に良く抱き付いて来たね
そして良く脱走したね、捕まえるの大変だったよ
150センチはある壁を乗り越えるんだからすごかった
バイトから帰ると家の前を君が素知らぬ顔で歩いてたね
ある時は玄関の中にガラスから透けて見える君が居て、玄関を開けたら
「行ってきまーす」ってな感じで出て行ったよね
さすがにお手上げだったから長めのロープでつないだよ
最初の首輪はきつくて新しいの買ってあげたね
女の子だからピンクのにしたよ
君が後ろ足で立ち上がった時
うしろに回って捕まえてお腹をさするのが好きだったよ
小屋の入り口を爪とぎに使っていたね
冬は小屋に入れた衣類などを自分の寝やすい形にベッドメイキングしてたね
昔は良く吠えてたね、食い物よこせ、散歩連れてけ
家族がご飯食べ始めると「ワンワン」
外を人が通るだけで吠えてたね
隣の人にも良く吠えてたねうち側の窓を開けられなかったみたいだよ
庭から家の中にゆっくり戻るポーズ取ると「行くなー」ってな感じで吠えたね
顔は舐めなかったね、僕にも少し事故的にペロッとしたぐらいだったね
タオルでほっかむりすると「ヤメテ～」ってな感じで手で取ってたね
鼻を掴むと「ヤメテ～」ってな感じで手で払っていたね
ペンキ塗りの時はリードでつないでなきゃいけなかったね
真冬の朝あまりの寒さに逆切れして僕を噛もうとしたね
君が小屋の奥に引っ込んだ時、頭突っ込んだら頭噛もうとしたね
目の下にマダニが2回ついた事があったね、1センチぐらいの大きさで驚いたよ
縄跳びをすると飛びついて来たね
姪っ子3人共泣かせたね
上二人は立ち上がって押して、下の子はおやつ上げようとして指先ちょっと噛んだね
ぬいぐるみを与えるとあっという間に破壊して庭を綿だらけにしていたね
あまりに暑いとお腹を見せて寝ていたね
緊急車両が通ると遠吠えしていたね
お腹を見せながら自分の手を噛み噛みしていたね
可愛く思われたかったのかな？
尻尾を掴まれるのは嫌がったね
ハエやセミを良く追いかけてたね
ヘビが出た時には驚いたね
目ヤニ取られるのをいつも嫌がったね
耳をかいてもらうのが好きだったね
右をかけば右に顔を傾け左をかけば左に顔を傾けたね
ベランダに僕が乗るとドンドンと音がするのが怖かったのか小屋に逃げていたね
網戸が古くて良く外れてたけど、その度ビビッてたね
体洗われるのは本当苦手だったね、ひと苦労だった
爪を切るのも嫌がったね
最後に切った時少し出血しちゃってごめんね
たまに足を踏んでしまって「キャン」と鳴かせてしまってごめんね
僕が視界に入らない様に隠れると吠えて怒ったね
なんでもよく食べたね、パンの耳、チーズ、餃子、スパゲティやそうめんの麺
そうめんの麺はいつも上あごにくっついていたね
パンの耳を良く土の中に隠してたね
片方の手におやつをいれて両手出して「ど～っちだ？」てやったね
たまに意地悪して何にも入れてなくてごめんね
散歩中ガリガリと何か食べてたけど何だったんだろう
「するめいか」あげたら息がとても臭くなったね
牛乳は好きだったけど吐くから止めたんだ
でも亡くなる前日に少しあげたね、おいしかったかな？
カマボコの板もボロボロにしていたね
シーチキンの缶詰の蓋穴空いてたけど歯大丈夫だったのか？
忘れてた君の一番の好物はさつまいもの天ぷらだったね
熱いのあげちゃうと大変そうに食べてたね
顔を両手で撫でると尻尾振って喜んでくれたね
垂れた耳を立ててみたらかっこよく見えたね
花壇の土を掘って母に叱られてたね
母がだしを取った鰹節をビニール袋に乗せてあげてたけど
うんちからビニール袋が出てきて驚いたよ、草も良く食べてたね
うんちの時、毛がひも状になってお尻の穴から出てて
それ引っ張り出した事があったよね
母が犬にあげちゃいけないチョコレートあげて焦ったよ
家に入ってきて「出なさい」と言うとお腹を見せて抵抗したね
夏家に上げると毛だらけになったね
夏は苦手で腹見せて寝てたよね～かわいいポーズだった
生理の時家に上げてしまって絨毯駄目にしちゃったよね
僕の靴下を脱がして足の裏を舐めるのが好きだったね
一度僕の足の指を噛み噛みしたね、あれは痛かったな
しゃがんだ僕の後ろから背中が出てると背中舐めてきたね
芸はお手とおかわりと腕を回すとお腹をみせるくらいだったかな？
僕が風呂から上がると窓の外に立って何かくれ～ってねだってたね
近所のレトリバー以外とはいつもけんかになってたね
首をかいたら首輪に爪がひっかかって3本足で助けを待ってたね
それが2回あったかな？
人の家の前にうんこしてしまって怒られたね
狂犬病の予防注射は白服の人を見て急に帰ろうとしていたね
亡くなる3日前姪っ子におしっこかけてたね、お別れの挨拶だったのかな？
同じ日君の散歩で僕は地面に埋められた傘の針金を踏んでしまい足を怪我したね
もしかしたらこれが虫の知らせって奴だったのかな
君が踏まなくて良かったな～って思ったんだけど
1番目と2番目の写真は君の後ろ脚が悪くなり始めた時に撮ったから
亡くなるわずか5か月前だよ
歳をとって出来る事が一つずつ減っていった。
ボールには見向きもしなくなった。
後ろ足だけで立ち上がる事が出来なくなった。
お腹を見せる事が無くなった。
走る事が出来なくなった。
散歩の距離が短くなる。
吠える事をしなくなった。
あれだけ追いかけてたハエを追わなくなった。
初めておもらしをした後、君にハエが止まっても君は気にしなくなったね
すごく悲しかった。
トイレに行くことが出来ずその場でおもらし。
最後の5か月は君の介護で大変だったけど苦痛じゃ無かったよ
立てなくなって「早く来てくれ～」と待ってる様子も愛おしかった。
亡くなる前日は小屋から後ろ足を出せず2度目のおねしょをしてしまったね、朝餌を食べながら前につんのめっていたね、一度座ってしまったら自力で立ち上がる事は出来なかったね、君は目の焦点が合ってなかったのかな、僕と視線が合わず、Uターンが出来ず、行きどまっては助けに行ったよ、そして初めて僕の手にすくった水を拒否したね、その時君との別れを悟ったんだ。夜中トイレに行かせた後君は歩きながら音を立ててバタっと倒れたね、息が荒く、数十分おきに君を見に行ったよ、最後に見たのは夜中の3時半、数時間前拒否された水を少し飲んでくれたね、この時少し安心したんだ。
朝6時半君が亡くなっているのを母が見つけたよ、僕は君の眼を閉じて、君を運び、君の最後のうんちを片づけたよ、とても臭かった。 僕は死んだ人や死んだ動物に触れるのは出来ないと思ってた。 でもね君は例外だったみたいだ。 こんなかわいい寝顔はないなと思ったよ。 振り返れば、君が寝てるとき、僕がそばにいれば、目を開け「何か用？」と怪訝な顔してたね、寝顔をじっと見るなんて初めてだったんだ。何度も何度も亡くなった君を撫でたよ。首輪はもう要らないよね、 前日に外してあげれば良かったかな、君が昔よく遊んだテニスボール入れておいたから。
もう君に逢えないのは信じられないけど、いつか僕がそっちに行ったらまた逢えるかな？
その時は一緒に遊ぼうよ。君が走ってる姿をまた見てみたい。
テニスボールを噛み噛みしながら待っててよ。
7月1日君の誕生日、雨が降ったよ。
7月2日とたんに暑くなってきた、今年の夏も暑そうだよ。
7月3日君の写真を飾るフォトスタンドを買ったよ。
君の写真は本当に少ない、もっと撮っておけば良かったな。
君が居た庭をボ～っと眺め君の面影を探しているよ。
君の居ない我が家はとても静かです。
7月4日庭にトンボとトカゲを見つけたよ。捕食者が居なくなったからのびのびしている気がします。
君を想い涙する時間が少しずつ減ってきました。
君との思いでを思い出すのが僕の日課です。
じゃあね、相棒。
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